インタビュー S様
ご相談のきっかけ、経緯、ご依頼されるまでのご心境
ある日、知らない町役場から「おばの家が空き家になっているからなんとかしてほしい」という手紙が来ました。「えっ、どういうこと?かなり前に亡くなっていたの?おばの家は空き家になっているの?」と、正直困惑しました。ほぼ同じタイミングで、きょうだい達にも同じ手紙が届いていました。
手紙には、いとこの連絡先が書いてあったので、まずは話し合おうと思って電話してみました。しかし、他の相続人からは連絡が来ていない、などと言われてしまって話し合いはできませんでした。
仕方ないのできょうだいで話し合ったところ、「建物が倒壊したらどうしよう」「相続しても遠くて使わないし、いらない」ということで、じゃあきょうだい一緒に相続放棄しようか、ということになりました。きょうだいは関西など、それぞれ離れて住んでいますので、私が代表して動くことになりました。
ご相談先として法律事務所を選んだ理由、数ある法律事務所の中から当事務所をお選びいただいた理由
まず、市役所に相談へ行ったところ、相続放棄したらいいと言われました。そう言われても、そんな簡単にできるものじゃないし、きょうだいからも「自分じゃ無理なので、お姉ちゃん弁護士に頼んだ方がいいよ」と言われていましたので、専門家を探すことにしました。
司法書士にお願いすると一部自分で手続をしないといけないということで、なるべく全部お任せしたいと思っていましたので、弁護士を探すことにしました。
「相続放棄するなら時間もないので、とにかく急いで探したい」「できるだけ近所がいい」と思っていました。主人がパソコンで藤沢市内の弁護士を探してくれて、そこで見つけたのがシーライトでした。
初回ご相談時の弁護士の印象
安心できそうな先生だな、と思いました。藤沢市内で弁護士を探していましたので、「こんな近くに、こんないい事務所があったじゃない!」という感じでしたね。
依頼して良かった点
何も全然わからなかったので、専門家の方に全部お任せできてよかったです。全部お任せ、とは言っても、委任状を書いたりはしましたが、言われたとおりのことをやればよかったので気楽でした。依頼するまでは、「どうしたらいいのか」と右も左もわからない状況だったので、やはり、全てお任せできたところが一番良かったと思います。
弁護士が関与した結果に対するご感想
一言で言えば、「お願いしてよかった」ですね。他の相続人が相続放棄しているかどうか調べていただいたら、私たちはかなり最後に近かったので、最後じゃなくてよかったとほっとしました。一方で、最後になったいとこは大丈夫かなあ、とは思っています。
依頼後、事件解決までの当事務所の対応に関するご感想
裁判所から質問状が来ると聞いていたので、なかなか来なくて、「何かあったのかな」とドキドキ待っていました。来ない可能性があることを先に教えておいてもらえたらと思いました。
【弁護士】急に照会書が届いて驚く方がいらっしゃるので、事前に照会書のことをお伝えしていますが、かえってご心配させてしまい失礼いたしました。仰るとおりだと思いますので、今後、ご依頼者様に照会書のことお伝えする際には、「裁判所によっては、弁護士が申請した時は照会がなく進む可能性がある」ということも併せてお伝えしようと思います。
解決までの中で特に印象に残っていること
誰が相続放棄しているか調べていただいたら、他の相続人達は、知らない間にさっさと相続放棄を済ませていました。抜け駆けされたような気持ちになって、「えっ、ずるい。言ってくれればいいのに。」と思いました。おばが亡くなった時に、誰かが声をかけてくれていれば、お葬式にも行けましたし、色々話し合いもできたと思います。遠方で疎遠だったから仕方ないという気持ちもありますが、亡くなった時に声をかけてくれていればなあ、と思いました。
戸籍を集めていただいて、知らないおばがいたことや、別のおばが再婚していたこともわかりました。こういうことがなければ、ずっと知らないままだったと思います。私達きょうだいの中には、独身者や子どものいない者もいるので、「今回大変だったから、こういうことのないよう、自分達に何かあった時のために準備しておこうね」と話しました。
同じように相続で悩んでいる方へのコメントをお願いします
自分で「どうしよう、どうしよう」と悩まずに、まずは専門家に相談してみたらいいと思います。そして、お願いできそうなら、お願いしてしまうのが一番です。自分で悩んでいても時間だけ経ってしまうので。
最後に
S様、お忙しいところ本インタビューにご協力いただき、ありがとうございました
代表弁護士 阿部 貴之
神奈川県弁護士会所属。弁護士登録後、都内総合法律事務所、東京都庁労働局等を経て、平成27年に弁護士法人シーライトを開設。以来相続トラブルの相談実績は400件を超える。「依頼者の良き伴走者となるために」をモットーに、スタッフと共に事件解決へ向かって邁進中。好きな言葉は「二人三脚」「誠心誠意」。弁護士紹介