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遺産分割と家庭裁判所の利用
遺産分割(協議)の流れ 相続は、被相続人がお亡くなりになることで始まります(「相続開始」といいます)。遺言書がない場合には、相続人調査(戸籍の取寄せ)、財産調査をします。それが終わると、いよいよ財産の分け方をめぐって遺産分割協議を行います。... -
遺産分割問題をめぐる訴訟
相続が発生してから相続人の間で遺産分割協議がまとまらない場合、家庭裁判所に調停を申し立てます。もし、調停がまとまらない場合には、審判に移行し、裁判官が審判を行います。しかし、遺産分割協議を行うにあたっての前提事項、例えば、相続人の範囲、... -
遺産分割のやり直しはできるのか?
遺産分割のやり直しは原則難しいです。 遺産分割協議は、合意により終了します。 内容は遺産分割協議書に記載され、共同相続人が各自、自分が相続することになった遺産についての相続手続きを行います。合意後に「やはり私がこの土地を相続したい」と主張... -
法定相続について
死亡による財産承継の方法には、遺言によってなされる場合(遺言相続)と法律の規定によってなされる(法定相続)場合とがあります。法定相続人とは、民法で定められた「相続する権利がある方」のことです。民法は誰がどのような割合で相続できるかを定め... -
相続人の調査
法律上の相続人は誰? 亡くなった方の預貯金引出しのために銀行などの金融機関に行くと、窓口の方から「預金の払い戻しには戸籍が必要なので、役所で戸籍を取り寄せてください」といわれます。銀行としては、預金も遺産分割の対象なので、特定の相続人にの... -
特別縁故者
特別縁故者とは ある新聞に以下のような質問が載っておりました。「私は長きにわたり事実婚として戸籍上の婚姻はせず、夫と生活を共にして来ました。しかし、夫が亡くなった場合、事実婚では相続人になれないと聞きました。それは本当でしょうか」 「日本... -
代襲相続のルール
代襲相続とは、相続人になるべき人が被相続人の死亡よりも前に死亡していた場合や、相続欠格や相続廃除によって相続権を失った場合に、その人の子が代わりに被相続人の相続をすることを言います。例えば、祖父が亡くなった際、すでに祖父より前に祖父の子... -
相続回復請求権とその行使期間
相続回復請求権とは、本当の相続人ではないにもかかわらず、相続人であるとして遺産を管理したり処分した者に対して、本当の相続人が遺産を取り戻すために相続権を回復する手段として行使する請求権のことです。相続回復請求権を行使できるのは、本来の相... -
相続財産
相続財産とは 相続財産とは、相続によって相続人に引き継がれることになる被相続人の権利義務のことをいいます。つまり、簡単にいえば相続の対象となる財産のことです。また、相続財産は「遺産」という言い方をする場合もあります。 民法第896条 相続の一... -
相続財産の調査
相続財産がいくらなのかを確定させ、遺産分割や遺留分侵害額請求などの手続きをおこないますので、相続財産の内容を把握するためには、相続財産の調査が必要です。相続財産の調査について、積極財産と消極財産に分けて説明します。 積極財産の調査 積極財...