コラム– archive –
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遺留分侵害額請求について具体例で解説②
前回①のコラムでは、遺留分侵害額請求を検討している人自身の遺留分侵害額について基本的な算定方法を解説しました。また、遺留分侵害額を算定する前に知っておくべき注意点についてもご紹介しています。 遺留分侵害額請求について具体例で解説① 遺留分侵... -
遺産分割協議で法定相続分とは異なる遺産分割はできるのか?
被相続人が遺言を残さずに亡くなってしまった場合や、作成された遺言書が無効であった場合には、相続人全員(共同相続人)で遺産分割協議を行うことになります。 遺産分割協議は、被相続人が残した遺産を相続人間で、どのように分けるか話し合いで決定する... -
遺留分侵害額請求について具体例で解説①
遺留分侵害額請求とは、遺留分を侵害された法定相続人(遺留分権利者とよびます)が、受遺者や受贈者に対して、侵害額に相当する金銭の支払いを請求するものです。この請求できる権利のことを遺留分侵害額請求権といいます。 受遺者とは、被相続人が遺言に... -
遺言としては無効でも死因贈与としては有効になるの?
遺言は、被相続人が自身の死後の遺産分割に関して、意思を明確にするための重要な手段です。ただし、この遺言には厳格な形式のルールがあります。 そのため、少しでもその形式要件が欠けていると無効とされてしまいます。では、被相続人が作成した遺言が無... -
共同相続した不動産の共有状態を解消したい場合はどうしたらいいのか?~共有物分割請求について~
不動産を持っていた人が亡くなった場合、法定相続人が、その不動産について遺産分割協議をしないまま共有にしている状態を遺産共有といいます。相続財産の中に不動産があることはよくあるケースですが、その不動産を共有とすることは、あまりおすすめでき... -
過去の贈与は遺留分侵害額請求によって無効になるのか?
贈与の一種である生前贈与は、相続開始前に被相続人が自己の財産を他人へ譲渡することです。生前に行われた贈与は、相続開始前の過去の出来事なので、相続とは関係ないように思われますが、特定の法定相続人の遺留分を侵害している場合には、受贈者に対し... -
遺留分侵害額の請求方法は、裁判だけ?~遺留分問題を弁護士に依頼するメリットとは~
被相続人が遺した遺言が、「全財産を長男に相続させる」という内容の場合や、相続開始時点では、相続できる財産がないものの、被相続人が10年以内に、特定の相続人に対して特別受益にあたる贈与を行っていた場合などには、他の相続人の遺留分を侵害して... -
遺留分を請求しようと思ったら何をすればいい?~遺留分の基礎知識と手続についてはこれを読めばわかる~
相続は、遺産を相続する法定相続人にとって、時に、感情的な対立を引き起こすこともあります。そのような相続問題が発生した場合に、遺留分という制度は、相続トラブルを解決するために大切な役割を果たしています。遺留分は、特定の法定相続人が最低限の... -
不要な土地を相続放棄する場合の手続きや注意点について解説
相続財産の中にいらない土地があった場合、その土地を相続しない方法として相続放棄があります。いらない土地とは、たとえば、山林や農地などがあげられます。他にも、相続人が遠方に住んでいるために空き家となってしまった実家なども考えられます。その... -
子どもの遺留分について知っておきたい基礎知識
遺留分は、配偶者、直系卑属(子どもまたは孫など)、直系尊属(親または祖父母など)の中で、相続人になっている人に認められる最低限の遺産の取り分のことです。遺留分に関する記事は何度か紹介したことがありますが、今回は、子どもの遺留分について知...